ご挨拶
東日本大震災で被災した老朽化の著しい北茨城市立総合病院から高台に移築され、北茨城市民病院に名称を改めて平成26年11月に開院して以来、外来患者数、入院患者数、救急患者受け入れ件数も増えています。しかし、少子高齢化が加速度的に進み団塊世代が全員75歳を過ぎた今、疾病構造は必然的に変わり、医療提供体制を熟思をしなければなりません。
自己完結型医療から地域連携型医療へと変遷して久しくなりますが、未だに機能別医療提供は十分に発揮できていません。さらに、医師の偏在、診療科の偏在は一向に改善されず、医師の都市部集中傾向は続き、医療資源の乏しい地方の医療は崩壊の危機に瀕しているのが現状です。
その中で、北茨城市は医療過疎地域ですが、地域の基幹的公立病院の重要な役割を担わなければならず、協力大学をはじめ県内の基幹病院のご支援のもと北茨城市民病院が核となり住民に過不足のない診療を提供できています。この医療提供体制は維持継続していかねばなりません。北茨城市民病院事業は、市民病院が総合診療医が中心に1次から2次救急医療を担って、市南部地域に筑波大学地域医療教育センターを兼ねた家庭医療センターを併設して、外来診療、訪問診療を提供ししています。近隣の高萩市、日立市、さらに福島県との県境に位置していて、いわき市の医療機関とも連携をとり医療を提供し、さらに健診業務、へき地診療も担い市民の健康を守っています。
一方、看護部は看護師教育にも重きを置き、管理職研修はもとより新人教育は入職時から教育担当の中堅看護師が精力的に教育して育成に努力しています。最も大切な医療安全は全職員研修を受け、より質の高い医療提供を心がけ、さらに、医師はじめ医療スタッフの人材確保と育成を図り働きやすい職場環境構築にむけ日々研鑽に努めて参ります。
事業管理者 田渕 崇文
お知らせ / イベント情報 / 採用情報 / 入札情報 のいずれかを入力してください。
お知らせ