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北茨城市民病院

病気の豆知識

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骨粗鬆症の薬と歯の治療

2026年2月5日

歯科口腔外科 飯坂 慶人

骨粗鬆症は、年齢とともに誰にでも起こりうる身近な病気です。転倒による骨折を防ぐため、飲み薬や注射など、骨を強くする治療を続けている方も多いのではないでしょうか。これらの治療は、寝たきりや介護状態を防ぐ上でとても重要です。

一方、歯科の分野では「薬剤関連顎骨壊死(やくざいかんれんがっこつえし)」という病気が知られています。これは、骨粗鬆症などの治療に使われる一部の薬を使用している方が、歯を抜いた後などに、あごの骨がなかなか治らなくなってしまったり、歯を抜かずともあごの骨に炎症をきたしてしまったりするという、まれな病気です。

この話を聞いて、「骨を強くする薬は危ないのでは?」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、骨粗鬆症の治療を自己判断で中止することは、かえって大きな危険を伴います。骨折は、その後の生活の質に大きな影響を与えるため、治療の継続がとても大切です。

重要なのは、歯科治療を受ける際に、骨粗鬆症の治療を受けていることを歯科医師に伝えることです。お薬の種類や治療期間を共有することで、治療方法を工夫し、顎骨壊死のリスクをできるだけ下げることができます。必要に応じて、医科の先生と連携を取ることも可能です。

また、日頃から歯みがきや入れ歯の清掃を丁寧に行い、定期的に歯科受診をすることは、トラブルの予防につながります。歯を抜かなくても済むお口の状態を保つことが、最大の予防策とも言えます。

骨の健康とお口の健康は、決して別々のものではありません。安心して治療を続け、いつまでも「食べる」「話す」「笑う」生活を守るために、気になることがあれば、どうぞ歯科医師にご相談ください。

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